千代田区②神田明神 獅子山
みなさんこんにちは!
ひらかなです。
随分寒くなってきました。
今日は神田明神の獅子山について書きたいと思います。
神田明神 獅子山
猛々しい正面を向く狛犬のわきに
いかにも由緒がありそうな滝があります。
碑には
「獅子山再建」
と書かれています。
しし座の私としては絶対に見逃せない滝です。
思わず見とれてしまう造形美です。
上に二頭の覗き込むような獅子、
下に小さめの一頭の獅子
この場面はもしかして・・・
能の出し物『石橋(しゃっきょう)』にちなみ、
親獅子が子獅子を谷底に突き落とし、
はいあがってきた子をはじめて我が子とするという内容を造形化したもの。
今日では、かわいい我が子に厳しい試練を与えるたとえとして知られている。
(神田明神公式サイトより)
やっぱり!!
いわゆる
「獅子はわが子を千尋の谷に落とす」
というやつですね!
こちらの獅子山は
1862年の11月に奉納されたという以下のような記録が残っています。
「両替屋仲間より神田社前へ
岩石を積み、石にて刻みし獅子の子落としの作り物を納む」
江戸時代でも幕末期に製作されたと考えられるそうです。
(神田明神公式サイト引用)
「11月」って随分具体的ですね。
というわけで
まるっと158年も
神田明神にあるというわけです。
しかし・・・
下にいる子どもと思われる獅子の色が白いのです。
嫌な予感・・・。
説明書き・・・
【説明書】
かつては神社境内参道の両脇に
岩組の石獅子として据えられていたが、
関東大震災により崩壊し子獅子を紛失、
親獅子2頭を保存していたが、
今上天皇陛下ご即位を奉祝し子獅子を新調し
新たに「獅子山」として建立された。
(社内説明書き・神田明神公式サイトより)
なんとおおおお
子ども迷子になっとる!!!
でも・・・再建してもらえてよかったね。
158年ずっとここにいるのは親獅子だったのね。
マジの試練だね。
しかもこの親獅子がさらにすごい由来で、
生涯でわずか3つしか造らなかったものの中の1つ
と伝えられ3つの獅子は「坂東三獅子」として有名であった。
す ご く貴重!!!
「獅子はわが子を千尋の谷に落とす」は
説得力半端ないです。
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