秩父⑧旧新井家住宅
みなさんこんにちは!
ひらかなです。
パワースポットではないですが、
長瀞で気になったスポット
「旧新井家住宅」
を見学してほっこりしたのでご紹介します。
郷土資料館・旧新井家住宅
長瀞駅から宝登山神社本社に向かって参道を10分ほど歩いたところにあります。
長瀞駅を背にして左手側に竹林があるのですが
竹林の向こう側にいい感じのかやぶき屋根の家屋がうっすら見えるのです。
そして参道沿いに立つ
「酒蔵」(お酒が飲めないけど)
「お土産処」
の幟(のぼり)。
縁側でのんびりできるかも?
お土産買いたい!
ということで立ち寄りました。
竹林の向こう側に見えた家屋は
「郷土資料館・旧新井家住宅」でした。
入口です。
入場料は200円です。
安い~
せっかくだし入場します。
そして酒蔵とお土産処の幟は、
向かいにあるお洒落な酒蔵「長瀞蔵」の幟でしたが
火曜日定休でした。
・・・火曜日定休でした(二回目)
さて、気を取り直して
「旧新井家住宅」です。
向こう側の竹林の映えること~
「旧新井家住宅は、昭和46(1971)年に国の重要文化財(建造物)に指定されました。もとは、長瀞町大字中野上(長瀞町役場の近所)にあった養蚕農家の民家を現在の場所に移築したものです。建物の構造は、かつて秩父に多く見られた養蚕農家の姿をよく表しており、最も大きな特徴は、屋根が板葺きだということです。秩父地方では、板葺屋根は茅葺屋根とならんでよく見かけられましたが、現在は旧新井家住宅だけとなっており、大変貴重な建造物になっております。」
長瀞町役場のサイトより
資料によれば
建築年ははっきりしていないですが
お寺が延享2年(1745年)に発行したお札が発見されたそうなので
江戸時代には建築されていた建物なのかもしれません。
手前には便所があります。
江戸時代のものではなく明治期のものだそうです。
便所って思わずのぞきこんでしまいますよね・・・
「でえ」
「でえどこ」
「おくのでえ」
畳みかけるような「でえ」の連続。
「でえ」は漢字で「出居」と書き、
身分の高い方や親戚をもてなすときにお通しするところだそうです。
客間のことですね。
なので新井家の皆さまはきっとこのような会話をしたことでしょう。
『こちらの「でえ」へどうぞ。
今「でえどこ」でお茶を入れてきますので。
あ、あっちは「おくのでえ」です。』
ということを考えてにやにやする旧新井家住宅跡。
だめだ伝わらないこれで笑うの私だけだ。
長瀞の風土をいじってすみません・・・。
「でえwww」と、ひとりでほっこりしていましたが
開け放ったふすまの奥に見える竹林。
少しうらやましくなる贅沢な風景です。
新井家は江戸時代に名主をつとめたという説もあるそうで、
もしかすると裕福なおうちだったのかもしれないですね。
中は清潔で風通しもよく、
見学しやすかったです。
残念ながら縁側でゆっくりとは行かなかったですが
長瀞の風土にご興味のある方はぜひ!
郷土資料館・旧新井家住宅
休館日:月曜日
電話番号:0494-66-0297
ウェブサイト(長瀞町サイト)
http://www.town.nagatoro.saitama.jp/shisetsu/siryokan/
長瀞蔵
火曜日店休
電話番号:0494-69-0001