Hirakana’s blog

パワースポットのご利益を記録する旅行ブログです。

川越④三芳野神社(川越城七不思議)

みなさんこんにちは!

ひらかなです。

 

昨日ご紹介した「川越城本丸御殿」の向かいには

三芳野神社があります。

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三芳野神社

古くは川越城の一部だった三芳野神社には石板があり、

川越城七不思議が記載されております。

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川越城七不思議

お城の七不思議について、石板にまで残しているのを初めて見たので

記録も兼ねてご紹介します!

 

七不思議についてはサイト「小江戸探検隊」様より拝借し、

ざっくり内容を要約したものをのせております。

https://www.kawagoe.com/exploration/index.html

 

 

川越城の七不思議

 

一、霧吹(きりぶき)の井戸

城がピンチの時に霧が噴き出て敵から城を隠したと言われる井戸がある。

そのため川越城は別名霧隠城ともいわれる。

 

二、初雁(はつかり)の杉

毎年雁が飛んでくる杉がある。

そのため川越城は別名初雁城ともいわれている。

 

三、片葉の葦(あし)

川越城が敵に攻められ落城寸前に逃亡したの姫が

逃亡中に足を滑らせ川辺の葦にとりすがり岸にはい上がろうとした。

しかし葦の葉がちぎれてしまい、姫は葦の葉をつかんだまま水底へ沈んでしまった。

そのあたりの葦はこの姫の恨みによってどれも片葉であるといわれている。

 

四、天神洗足(みたらし)の井水(せいすい)

川越城を築城する際、水源に困っていたところ、

井戸水で足を洗っていた老人が堀の水源を教えてくれた。

以来この井戸水を天神洗足の井水と名づけて大事にした。

 

五、人身御供(ひとみごくう)

川越城築城に必要な土塁が完成せず苦心していた城の主・道真は、

ある夜龍神が夢枕で

「明朝一番早く汝のもとに参った者を人身御供に差し出せばすみやかに成就する」

と言った。

道真は龍神にそのことを約束をしたが、

明朝一番早く現れたのは、最愛の娘の世禰(よね)姫であった。

さすがの道真も龍神との約束を守れずにいると、

姫は、ある夜、城の完成を祈りながら、七ッ釜の淵に身を投げてしまった。

そののち川越城はまもなく完成したという。

 

六、遊女(よな)川の小石供養

姑にいびられ実家に帰されてしまったおよねは、

夫に出会った小川のほとりで夫が通りかかるのを待っていた。

しかし夫には会うことができず小川の淵へ身を投げてしまった。

やがてこの川を「よな川」と呼ぶようになったが、

川の名は「およね」からきているとも、

よなよな泣く声が聞こえるからともいわれている。

 

七、城中蹄(ひずめ)の音

川越城主・酒井重忠は夜ごと戦しているような騒音に悩まされ不眠症になっていた。

占いでは城内にある戦争の図が原因だという。

土蔵を調べたところ堀川夜討の戦いの場面を描いた双方の屏風絵がでてきた。

この屏風の半双を引き離して寺に寄進したところ、

その夜から矢叫や蹄の音が聞こえなくなったという。

 

微笑ましい由来話もあれば

怪談話も混ざってますね・・・。

 

三芳野神社はわらべ唄の「とおりゃんせ」の発祥の地ともいわれています。

諸説ありますが、川越城内にあったため一般の人の参詣が難しく

その様子が歌われているそうです。

川越市公式サイトより)

 

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わらべ歌発祥の地

三芳野神社は公園に繋がっていて目立たないですが、川越の生活に溶け込んでいるのを感じます。

 

川越城本丸御殿三芳野神社は、

川越氷川神社から川越大師喜多院に向かう道中にありますので、

川越にお越しの際は是非立ち寄ってみてください。

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横から見た三芳野神社

 

三芳野神社

川越市郭町2丁目25番地11

川越市公式サイト)

https://www.city.kawagoe.saitama.jp/smph/welcome/kankospot/hommarugotenzone/miyoshinojinja.html